Coharu's Blog

- Fumy Otegaru Memo Logger -

観た感想を書き綴っています。ネタバレもあるので「続きを読む」をポチしないように気をつけて下さい。

『トガニ 幼き瞳の告発』

韓国のろう学校の校長、教師たちによる、複数の生徒への性的虐待を描いた映画。
ろう学校に新しく入った教師が人権センターの女性と共に訴訟を起こすが…

実際にあった事件らしい。
今まで観た中で一番胸糞悪い映画だった。

お金と権力に正義は勝てない、法律の隙間を縫い、加害者の刑の軽さに怒りを感じた。
最初から最後まで胸糞悪すぎて見てて辛かった。
しかしこの映画が公開され反響が大きく、たちまち社会現象となり、その影響で法改正(児童・障害者に対する性犯罪の厳罰化)まで行われた。
この事件の加害者も裁判のやり直しでちゃんと裁かれたというのを知り、胸のすく思いがした。

加害者に裁判所から求刑(7年)よりも5年重い、懲役12年が言い渡された。
加えて10年間の身元公開と電子足輪装着10年も命令された。

一本の映画が世論を巻き込み、司法を動かして、法律を変えた。
その法律は「トガニ法」と呼ばれている。
1本の映画が世論を動かして至ったトガニ法…
映画の力を改めて感じた。畳む


純真で他に生きる術のない子供達に対し、聖職者がこんなこと絶対に許されてはいけない。
とても心が痛く、色々と考えさせられる作品でした。

#映画
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